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ピルの副作用以外から考える不正出血の原因

2020年08月02日

ピルを服用するとホルモンバランスが変化するので、体質によっては副作用で不正出血が起こる場合があります。排卵日前後にピルを飲み始めると、生理にブレーキがかかった状態になって少量の出血が続くことがあります。身体が分泌したホルモンとピルの成分が相互に作用することでホルモンバランスが崩れてしまい、一時的に不正出血の副作用が出る場合も少なくありません。飲み始めた頃は一時的に薬の副作用で排卵日前後に不正出血が見られる場合がありますが、病気に罹っている可能性もあるので注意しましょう。

ピルを服用すると副作用で不正出血が起こることは珍しくありませんが、いつもと違った色・性状の出血が見られたら要注意です。茶色い塊の状態で不正出血があれば、どこかで出血が起こって体から出るまでに長い時間がかかっていると考えられます。すなわち、病気が原因で排卵日前後ではない時に出血が起こっていることになります。

茶色であったり塊の状態で不正出血が見られた場合に考えられる原因として、性病に罹って子宮内膜炎・子宮頚管炎を発症している可能性があります。女性が性器クラミジアや淋病に罹ると、子宮内膜炎・子宮頚管炎を発症します。ただしほとんどの人は強い痛みなどの自覚症状が出ないので、病気であることに気づかないケースが多いです。これらの病気を放置すると卵管が塞がって不妊症になったり、病原菌が腹腔内に移動して肝周炎などを発症する恐れがあります。

性病以外にも、子宮頸がんでも茶色や塊状態の不正出血が出る場合があります。子宮頸がんはヒトパピローマウイルスに感染して起こる病気で、若い女性でも罹ります。子宮頸がんを放置すると命を落とす危険があるので、早めに治療を開始しなければなりません。

女性が性病や子宮頸がんに罹った場合には、初期の段階で強い痛みなどの自覚症状が出にくいという性質があります。強い痛みの症状が出ていなくても、いつもと違った不正出血を認めたらすぐに婦人科で検診を受けることが大切です。ピルを飲み始めてから不正出血が続いたり普段と違った色や分泌物が認められたら、婦人科クリニックなどで医師に相談して検診を受けるようにしましょう。

ピルを服用している間は性交時にコンドームを使用しなくても避妊ができますが、性感染症を予防することができません。性交時に男性がコンドームを着用しないことによって女性が性病に感染するリスクが高くなるので、定期的に健診を受けて病気を早期に発見することが大切です。