• ホーム
  • ピル使用ができないのはどんな人?

ピル使用ができないのはどんな人?

2020年09月06日

低用量ピルは毎日飲み続けることができるので、女性が継続して避妊をしたり生理不順を改善するのに効果的です。ピルに含まれている有効成分は人間の体の中で合成されているホルモンとほぼ同じ働きをするので、妊娠が可能な女性であれば誰でも服用することができます。ただし一部の女性はピルを使用できないので、服用時に注意が必要です。

ピルを服用すると血栓症になるリスクが高くなることが知られているので、心疾患などの循環器系の疾患の人は飲むことができません。血中の有効成分は肝臓で代謝されて体外に排出されるので、肝臓に負担がかかります。このため、肝障害の女性もピルを使用できないので注意しましょう。

心臓や肝臓の病気に罹っていなくても、肥満の人・高齢で喫煙量の多い人・家族で血栓症に罹ったことがある人などは、心疾患や肝障害のリスクが高いと考えられます。このため、このような条件に該当する人はピルを使用することができません。肥満や喫煙者の条件として、多くの産婦人科ではBMIが30以上であることや、年齢が35歳以上で1日の喫煙本数が15本以上であることを基準にして判断されます。

場合によっては35歳以上でも喫煙量が少ない人やBMIが27~29であれば処方してもらえる可能性がありますが、血栓症になるリスクが高いことには変わりがないので注意が必要です。血栓症を防ぐために、可能であれば喫煙の習慣をやめたりダイエットをして肥満を改善するようにしましょう。ちなみに妊娠中はピルを飲んでも効果が得られないので、出産まで服用を中止します。

ピルは乳がんのリスクを高めることが知られているので、乳がんや子宮がんの疑いのある人も服用することができません。閉経後の女性は乳がんや血栓症のリスクを高めてしまうので、ホルモンを補充する目的でもピルを服用することができないので注意が必要です。閉経後の女性は、ホルモン補充療法のために効き目の弱い薬が処方されます。更年期障害が原因で何らかの症状が出ている女性は、自分で判断しないで医師と相談した上で適切な治療を受けるようにしましょう。

人によってはピルを服用することができない場合があるので、1つでも条件に該当する場合は病院で医師に相談をすることが大切です。自分で勝手に判断して服用すると血栓症や心疾患・肝障害を起こすリスクがあるので、初めて飲む場合には病院で診察を受けて医師に相談をするようにしましょう。